Windows 11 / Windows 10 で SMB1 が自動的に無効になる場合の対応

2026.06.28

最近、「急にファイルサーバーへアクセスできなくなった」「複合機のスキャナー保存先に接続できなくなった」という問い合わせが増えています。

古い NAS、ファイルサーバー、複合機などで SMB1 を利用している場合、Windows Update 後やしばらく利用していなかった端末で SMB1 が無効化され、接続できなくなることがあります。

原因

Windows 11 / Windows 10 では、古く脆弱性リスクの高い SMB1 プロトコルが使われている環境に対して、自動削除の仕組みが用意されています。

SMB1 クライアントが合計 15 日間使用されない場合、Windows の機能「SMB 1.0/CIFS 自動削除」によって SMB1 が自動的にアンインストールされることがあります。

抜本的な対策

SMB1 は古いプロトコルであり、セキュリティ面のリスクがあります。恒久的には、SMB2 以上に対応した NAS、サーバー、複合機へリプレースすることを推奨します。

応急的な対策

すぐに機器を入れ替えられない場合は、Windows 側で SMB1 クライアントのみを有効化します。SMB1 サーバー機能は不要なため有効化しません。

Windows の設定画面から変更する方法

  1. スタートメニューを右クリックします。
  2. 「設定」を開きます。
  3. 「システム」を開きます。
  4. 「オプション機能」を開きます。
  5. 画面下部の「Windows のその他の機能」を開きます。
  6. 「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」を展開します。

「Windows のその他の機能」は、スタートメニューで optionalfeatures を検索して起動することもできます。

チェック状態

以下の状態にします。

[✓] SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート
    [✓] SMB 1.0/CIFS クライアント
    [ ] SMB 1.0/CIFS サーバー
    [ ] SMB 1.0/CIFS 自動削除

設定後に「OK」を押し、Windows を再起動します。

ポイントは、「SMB 1.0/CIFS 自動削除」のチェックを外すことです。ここにチェックが入っていると、一定期間 SMB1 が使われなかった場合に再び SMB1 が削除される原因になります。

コマンドラインで変更する方法

管理者権限で PowerShell またはコマンドプロンプトを起動して実行します。実行後は Windows を再起動してください。

PowerShell

Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName SMB1Protocol-Client
Disable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName SMB1Protocol-Deprecation
Disable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName SMB1Protocol-Server

CMD

dism /online /enable-feature /featurename:SMB1Protocol-Client /all /norestart
dism /online /disable-feature /featurename:SMB1Protocol-Deprecation /norestart
dism /online /disable-feature /featurename:SMB1Protocol-Server /norestart

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